みなさんは1月に出版された「しあわせになるための『福島差別』論」をご存じでしょうか?
この本は、福島原発事故による放射線被ばくの影響を一貫して否定しています。「福島産の食品を摂取しても内部被爆は低く抑えられている」「被ばくによる健康被害はない」と述べ、除染目標1ミリシーベルト基準の緩和や米の全量検査からサンプル検査への移行、県民健康調査の縮小を主張しています。この本は、昨年12月に復興庁が発表した「風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略」に呼応し、一般的には御用学者とはみられていない学者・文化人を取り込み、放射能安全神話を「下から」作り出そうとするものといえます。
私たちは、この本の主張を社会科学、自然科学の両面から正しく批判し、福島原発事故がもたらした被害と向き合っていきたいと考え、下記のとおり講演のつどいを開催することにしました。ぜひ、ご参加ください。
2018年3月21日(水・祝)13:30開始
こどもみらい館(研修室1A60席)
地下鉄:丸太町駅から徒歩3分(5番出口)
市バス:烏丸丸太町下車徒歩3分
参加費 会員・避難者700円、一般1,000円
スケジュール(予定)
13:10 開場
13:30 開会あいさつ
13:40 講演1 放射能被害を人権の観点から考える
講師 中里見博さん(大阪電気通信大学教員)
14:20 講演2 復興庁の「風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略」と呼応する
「しあわせになるための『福島差別』論」批判
講師 山田耕作さん(京都大学名誉教授)
15:00 休憩
15:15 測定所からカンパの訴え
15:20 講演3 福島甲状腺がんの被ばく発症
講師 宗川吉汪さん(日本科学者会議京都支部代表幹事)
16:10 全体討論(35分)
16:45 終了
主催:京都・市民放射能測定所
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