測定データの説明

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測定機器  ATOMTEX社 AT1320A  2.5”×2.5”
  NaIシンチレーター
測定時間  1800秒
検出核種  I131、Cs134、Cs137、K40
絶対誤差について  解析ソフトでは誤差と表記されていますが、正しくは「不確かさ」を示しています。
 表示されている不確かさ(±の数値)は、95%の信頼区間(2σ)の値をベクレル換算したものです。
統計誤差の不等号表記について  統計誤差が100%を超えている場合、(<)このように不等号が表示されています。この場合の測定値は有意のものとはいえませんので、不検出と考えられます。
I-131の測定値について  現時点では、福島第一原発由来のI-131は検出されないため、ホームページでの公開はしておりません。
 I-131の測定値が出る場合は、以下の可能性が考えられます。
  1. 天然放射性核種であるPb214のガンマ線(351.92kev)が寄与している
  2. 1460.80keV(K40)の後方散乱が低エネルギ側のI131の領域に少しかかり、あたかもI-131が存在するような計算結果になっている
福島第1原発事故由来のCs-134、Cs-137について  Cs-137は661.6keV、Cs-134は604.7keVと796.4keVにガンマー線のピークが確認できます。福一原発事故由来であれば、Cs-134の604.7keVとCs-137の661.6keVで2山のピーク、Cs-134の796.4keVで1山ピーク、合計3つのピークがあるのが現時点での特徴です。
 解析ソフトで放射能濃度が計算されている場合でも、このピークが確認できない場合は、Cs-134、cs-137は含まれていないといえます。
Cs-134の測定値について  天然放射性核種Bi-214(ビスマス214)のガンマ線(609.31kev)が影響する場合があります。
Pb214(鉛214)、Bi214について  Pb214の半減期は26.8分(壊変してBi214となります)、Bi214の半減期は19.9分です。
 これらの核種の影響がある場合は、しばらく時間をおいてから再測定すると影響を受けなくなると考えられます。
測定結果シートについて  Cs-134,Cs-137が明らかに検出されたものや放射能濃度の計算ではCs-134またはCs-137が計算されているが、上記のような理由で誤検出と考えられる結果については、γ線スペクトルが表示された測定結果シート(PDF)を掲載していますので、参照してください。
PDFは、「資料情報」にリンクを張っております。
(会員用のみ)
解析ソフト等のバージョンと
解析結果について
  • 4月7日から5月9日までの結果
     解析ソフト   ATOMTEX  ATMA ver.1.2.3
     アシストソフト アドヒューテック AFT1320AP ver.1.0.0
  • 現在のバージョン
     解析ソフト   ATOMTEX  ATMA ver.1.3.2
     アシストソフト アドヒューテック AFT1320AP ver.1.2.1